元々、コスパ重視のワイヤレスイヤホン、「JVC HA-A10T-B」を使っていましたが、ノイズキャンセリング機能のあるハイエンドモデルに興味を持ち、いっそのこと良いのを買おうと、その当時最も評価の高かったSonyの「WF-1000XM4」を2021年12月に購入し、2022年3月の今に至るまで使用したので、その感想をレビューします。
結論は、没入感は素晴らしく音に集中できるので、プライベートに短時間の使用目的なら有用です。ただし、PCに繋ぐとマイクによるホワイトノイズが良くなく、ノイキャンは長時間つけると頭が痛くなるので(これは私だけかも?)、仕事や長時間移動には向きません。
私がワイヤレスイヤホンを使う用途
元々プライベート用で購入しましたが、マイクが付いているので仕事でも使うようになりました。
- ランニング:ノイキャンで没入感凄いですが、車などに気づかないため場所を選ばないと少し危険です。
- 電車などの移動:ノイズキャンセリングが素晴らしく、音楽を聞いていると外音はほとんど聞こえません。
- 在宅ワーク:ヘッドセット(聞く&話す)モードでホワイトノイズが入り良くない。(解決策あるんでしょうか?)
基本性能ごとの感想
音質
WF-1000XM4は、3つの機能を切り替えることができます。OFF(機能なし)、ノイズキャンセリング機能、外音取り込み(アンビエントモード)です。
OFF(機能なし)
装着の密閉力が強く弱めの耳栓をしているような状態で、機能がなくともそれなりに外音を遮断してくれます。
よほどうるさい騒音がない限りは、外音を遮断してくれ、没入感が凄いです。特に人の声は遮蔽力が高く、大勢の人が歩く喧騒の中でも静寂で、自分だけの世界になったような感覚になれます。
また、没入感が高いのもあり、安物のイヤホンでは聴こえなかった低音や高音も聴こえるため、楽曲の本来の状態を楽しめるようになれます。
ランニング中は、風切り音が入ることはありますが、ノイキャン機能の中に、自動風ノイズ低減機能があり、オンにすることで風の音はなくせます。
欠点として、騒音がひどい場所でノイズキャンセリングを連続して長時間(2-3時間)使うと、酔うような感じで頭が痛くなります。(30代半ばになり、三半規管が弱ってきたのかもしれませんが…)
イヤホンをしながら、外の音が聞こえるようになる機能です。拾った外音をイヤホンに流すので、補聴器を付けているような感じで少し違和感はあります。
イヤホンを付けていない状態の90%ぐらいは聞こえる感覚で、特に問題になる場面はほとんどなく、会話は十分にできるレベルです。
着け心地
硬めのスポンジのような、ノイズアイソレーションイヤーピースです。購入時に3種類着いてくるので、基本的に自分の耳に合うのではないでしょうか?付けやすく、ランニングで使用しても落ちる心配はありません。
欠点としては、慣れないうちはノイズキャンセリングの閉塞感と相まって、耳に圧迫感を感じましたが、慣れるとそんなに気にならなくなりました。
専用アプリでの調整、操作性
専用のアプリで、自分でカスタマイズ可能なので、主な機能を列挙します。
- バッテリ容量確認(バッテリは、装着時に何%と言ってはくれます)
- 外音コントロール調整。自動風ノイズ低減はここで選択。
- イコライザー調整(自分好みに細かく調整可能)
- 左右イヤホンのタッチセンサーの割当変更
- ヘッドホンを外したら音楽停止(イヤホンを片方でも外すと音楽が自動停止する機能のON/OFF)
不満としては、左右イヤホンのボタン操作を詳細カスタマイズできないことです。
の3つの割り当てができず、2つを選ぶしかありません。長押しは音量調整などさせてくれればいいのですが、今後のアップデートに期待です。
マイク
口から発された声と、頭蓋骨の振動から音声を捉えるのは、技術力を感じます。イヤホンに搭載されたこんなマイクで音が拾えるのかと感じます。
マイクほどのクリアさはなく、少しこもったような音になりますが、普通に会話できるレベルで声を拾ってくれます。スマホでの通話はこのイヤホンで十分に可能です。
ただし、このマイク部分で、唯一大きな不満があり、仕事で使うにはイマイチです。パソコンと接続してヘッドセット(聞く&話す)に切り替えて使用すると、ホワイトノイズでシーという小さなノイズが聞こえるので、不快です。マイクがイヤホンにあり感度が高いため仕方ないのかもしれませんが、微妙です。
私の設定が悪いのか、このイヤホンの限界なのか検証途中ではありますが、改善方法がわかならい状態です。アップデートされることを願います。
バッテリー
本体連続稼働8時間で、ケースで充電すれば+16時間です。ケースに入れれば充電スピードもそれなりに早く、バッテリーが足りないと感じることはないです。
ただ、イヤホンとケースの接触不良が時々あり、ケースに入れていても充電されないことはありました。イヤホン側の接触端子を拭くことで改善しましたが、そんなに汚れてもなかったので、何でかなー?という状態です。
結論
プライベートで使用する分は、ノイズキャンセリング機能が素晴らしく、静寂による没入感で音楽を楽しめ、スマホによる会話も内蔵マイクで十分に可能です。
ただし、デスクワークのような仕事での使用はイマイチです。非常に長い時間つけるにはノイズキャンセリングは疲れが出て頭が痛くなりますし、また、ノイズキャンセリングとマイクの共存が上手くいかず、ホワイトノイズが入ってしまいます。
仕事用は、音質にこだわる必要もないので、オープンイヤーの骨伝導の方が向いています。
仕事仲間がオススメするこの製品を購入し使っていますが、耳を塞ぐイヤホンより圧倒的にノンストレスです。
その他、オススメの日用品
その他、実際に使用しておススメする日用品たちです。参考にどうぞ。
kuromenboo.hateblo.jp
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